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SEM部:日立 SU8000 TypeⅡ
EDX部:堀場製作所 EMAX ENAGY EX-250(X-Max80検出器仕様)
(平成21年度設置)
非常に細く絞った電子線を試料に照射したときの2次電子または反射電子を検出して像を形成することにより、固体表面を観察できる。また同時に発生する特性X線を測定することにより、固体表面の微少部分に存在する元素種を非破壊に分析する。本装置は電界放出(FE)形電子銃を装備しており、電子源径が小さく輝度が極めて高いため高分解能である。また放出電子のエネルギー幅が小さいことから、低加速電圧でも高分解能像を得やすい。特性X線検出器は従来のものより素子面積が大きくかつエネルギー分解能が高いため高効率であり、より短時間で分析可能である。
SU8000 |
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電子銃 |
: |
冷陰極電界放出形電子銃 |
分解能 |
: |
1.0nm(15kV,WD4mm)、2.0nm(1kV,WD1.5mm,標準モード)、1.4nm(1kV,WD1.5mm,リターディングモード) |
加速電圧 |
: |
0.5~30kV |
倍率 |
: |
20~800,000倍 |
信号検出系 |
: |
二次電子検出器(Top/Upper/Lowerの3個) |
試料ステージ |
: |
5軸モータ駆動 |
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EMAX ENAGY |
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検出器有効素子面積 |
: |
80mm2 |
分解能 |
: |
129eV以下 |
測定可能元素 |
: |
4Be ~ 92U |
分析機能 |
: |
定性分析、定量分析、線分析、面分析、定量マップ、相分析 |
・ 設置場所
1階122室
・ 使用資格
教職員または1年以上SEMの使用経験のある博士前期課程(修士)1年次以上で、取扱講習受講者