レーザ(LASER:Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)は・・・
指向性の優れた同一波長(炭酸ガスレーザの場合10.6ミクロン)同一位相の、すなわちコヒーレント光であり、レーザ発振器で作られる。この光をレンズなどで絞り、ミラーなどで反射させ、被加工物に照射することによって材料を溶かす熱源とするのが、レーザ加工の基本原理で、実際の加工では酸素、窒素またはエアーをアシストガスとして吹き付けながら切断等を行なう。

レーザ加工の特長は
  1. 加工対象の金属・非金属を問わない、
  2. レーザ光は拡散せずに直進するので、極めて微少な領域だけを高速に加熱することができ、微細加工が可能である、
  3. 応用が多彩である。
したがって被加工物の硬度を問わないことから、難削材も加工可能となる。


代表的なレーザ加工としては
  • 切断
  • 溶接
  • 表面改質(熱処理・合金化)   などがある。

また、特異形状の加工プログラムを作成するCAD/CAMシステムと組合わせることにより、さまざまな形状の加工も実現する。


工作支援部門におけるレーザ加工例